通信料

格安SIMとは?選び方やデメリットについて解説!格安SIMへ乗り換える前に確認すること

2024年6月10日

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日本の携帯電話の通信料は高いと言われ続けてきて、2021年に大手3キャリアも料金設定を見直し、昔に比べると安い料金に改定されてきています。

それでも、格安SIMキャリア(MVNO)は、大手キャリアよりも安い料金で利用することができ、大手キャリアから格安SIMへ乗り換える方も多くなりました。

しかし、多くの格安SIMキャリア(MVNO)があり、どこのキャリアを選べば良いのかわからず、大手キャリアのまま高い料金を支払い続けている方もおられるのではないでしょうか。

そこで、格安SIMデメリットや、格安SIMの選び方、などについて解説します。

格安SIMとは?

格安SIMとは、大手キャリアのドコモ・au・ソフトバンクよりも、安い月額料金で利用できる通信キャリアのことです。

格安SIMは、 大手キャリアの回線を借りて、利用者へ通信環境を提供しているので、通信品質にそれほど大きな差はありません。

格安SIMごとに、どこのキャリア回線を借りているのか変わるため、通信環境に不安がある方は、今使っているキャリアと同じキャリア回線で使える格安SIMを選択すると安心して利用できます。

どうして大手キャリアより安い月額料金で利用できるの?

大手キャリアのドコモ・au・ソフトバンクは、通信回線を利用できるようにするために、自社で基地局やアンテナを立てて、通信設備に投資しています。
その費用が通信料に上乗せされているため、大手キャリアの通信料が割高となっていました。

格安SIMは、大手キャリアの回線を借りていて、自社で設備投資をする必要がないため、月額料金を安く提供できる仕組みとなっています。

格安SIMのデメリット

格安SIMは、月額料金が安いということが1番のメリットですが、デメリットもあります。
格安SIMキャリアによって、デメリットとなる部分は異なりますが、格安SIMキャリアに多く共通しているデメリットをご紹介します。

キャリアメールが使えない

速度制限がかかったとき通信速度が遅い

LINEのID検索ができない

支払方法がクレジットカードのみ

店頭サポートが受けられない

キャリアメールが使えない

「docomo.ne.jp」「ezweb.ne.jp」「softbank.ne.jp」など、現在のキャリアで利用しているキャリアメールが使えなくなります
他社へ乗り換えてもメールアドレスを継続して利用できるサービスも提供されていますが、月額330円かかるため毎月の負担となります。

格安SIMキャリアには、キャリアのメールアドレスが提供されていないため、フリーメールアドレスを利用することをおすすめしています。
GmailやYahooメールなどのフリーメールを一度取得してしまえば、今後は面倒なアドレス変更などの作業も軽減されます。

速度制限がかかったとき通信速度が遅い

格安SIMはの通信速度は、大手キャリアとそれほど大差はありませんが、通信速度制限がかかったときに差がでます。

通信速度制限がかかった際は、低速で通信が可能となりますが、大手キャリアは最大速度最大1Mbpsに対して、格安SIMは200kbpsとなります。また、通信が混雑がしているときなど、真っ先に速度制限されるのが格安SIM回線です。

このように何かあったときに、大手キャリアが優先されるということです。

LINEのID検索ができない場合も

LINEでは、青少年保護の観点から使用する人の年齢に合うサービスを提供するため、年齢確認が必要とされています。
スマホの契約者、利用者の登録をしている人の生年月日から、18歳以上であればLINEのID検索が使用できるようになります。

大手3キャリアでは年齢確認に対応していますが、格安SIMキャリアでは全てのキャリアが年齢確認ができるわけではありません。
LINEのID検索ができない格安SIMキャリアがあります。

LINEの年齢確認をしないとできないこと
・ID検索
・電話番号検索
・一部非公開のオープンチャット検索

LINEのID検索、電話番号検索ができなくても「QRコード」で友達追加はできるので大きな問題ではありません。

LINEの年齢確認が出来るほうが良い方は、年齢確認ができるキャリアを候補とすることをおすすめします。
ただし、SIMを入れずに使用できるeSIMの契約では、使用できない場合もありますので、ご注意ください。

LINE年齢確認可能なキャリア
・docomo・au・softbank・ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイル・イオンモバイル・Ymobile・mineo・llJmio

支払方法がクレジットカードのみ

格安SIMキャリアは、支払方法がクレジットカードしか利用できないキャリアが多いです。

銀行口座で引き落としされたい方は、銀行引き落としができる格安SIMを選択されることをおすすめします。

参考口座振替可能な格安SIMはどこ?支払方法の注意事項とキャリア毎の支払方法一覧!格安SIMはクレジットカード支払いがおすすめ

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店頭サポートが受けられない

大手キャリアでは、各エリアにショップがあり、何かあった時にも店舗で対応してもらえる安心感があります。
しかし、格安SIMキャリアでは、店舗数が少なく、実店舗がないキャリアもあります

以前に比べると、格安SIMキャリアも店舗数を増やしていますが、店舗がなくWebで完結させるキャリアもあります。

大手キャリアが運営するサブブランド、SoftbankのワイモバイルとKDDIのUQmobile、楽天モバイル、イオンモバイル、マイネオは、実店舗があります。

楽天モバイルは大手ショッピングモール内や家電量販店に店舗が設置されていまが、家電量販店の店舗は新規契約の手続きしか行っていない場合があるためご注意ください。

イオンモバイルもイオンモール内に店舗が設置されていますが、店舗によってはサポートしてもらえない店舗もあるため事前に確認ください。

格安SIMの選び方

格安SIMの選び方

たくさんの格安SIMキャリアがあり、どの格安キャリアを選べばいいのかわからないという方も多いと思います。

格安SIMキャリアには、大きく分けて、大手キャリアのサブブランドMVNOがあります。

大手キャリアのサブブランドは、実店舗で対応してもらえるため、何かあったときにも店舗で対応してもらえるため、スマホ操作や何かあったときに自分で解決することが難しい方におすすめです。

格安SIMキャリアの多くは、WEBで申し込みをして自分で回線を切替えする必要があるため、何かあったときに自分で解決できる方におすすめです。

それらを踏まえて、格安SIMにの選び方については、以下の項目を重視して選ぶことをおすすめします。

店頭サポートが必要か?

無料通話付きプランが必要か?

データ容量は毎月どれぐらい必要か?

月々の支払方法はクレジットカードでも問題ないか?

店頭サポートが必要か?

何かあった時には、店頭でサポートを受けたいという方は、大手キャリアが運営するサブブランド、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、いずれかのキャリアで選択するいいでしょう

店頭サポートは必要なく、電話サポートで対応できる方、自分で解決できる方は、格安SIMキャリアでも問題なく利用可能です。

無料通話付きプランが必要か?

大手キャリアも格安SIMキャリアのほとんどが、通話料金は使った分だけ払う従量課金制で、無料通話が欲しい方はオプションで追加する必要があります。

「かけ放題プラン」があるキャリアが多いですが、「かけ放題プラン」がない格安SIMキャリアもあります。

また、楽天モバイルでは、通話専用アプリがあり、通話専用アプリから発信すれば、国内通話が24時間無料となるため、キャリア毎に料金や追加できるオプションも異なります。

自分が普段どれぐらい通話をするのか、「かけ放題プラン」が必要かどうかを検討しましょう。

基準として考えること

1.通話は自分からかけることはめったにない
 →通話オプションはつけなくても〇

2.通話は1回5分以内で終了する
 →1回5分無料や1回10分無料などの通話オプションをつけると安心

3.通話をかけると5分以上話すことがある
 →「かけ放題プラン」をつけると安心

データ容量は毎月どれぐらい必要か?

スマホの基本料金は、データ容量をどれぐらい利用するかを基準に考え、その他のオプションを追加していきます。
格安SIMキャリア毎に、用意されている基本料金やデータ容量が異なるため、自分にあうデータ容量を選ぶ必要があります。

1ヶ月あたり自分がどれだけデータ容量を利用しているか現在のキャリアで確認すれば、次のキャリアでどのプランを選択すればいいか目安になります。

データ容量がほとんど必要ない方向けに1,000円前後で利用できるプラン、データ容量をたくさん利用する方向けに大容量プランや制限で利用できるプランなどがあります。

毎月のデータ容量の目安がわかれば、複数のキャリアで比較して、おトクな料金で利用できるキャリアを選ぶといいでしょう。

月々の支払方法はクレジットカードでも問題ないか?

格安SIMのデメリットの項目でもあげたように、格安SIMキャリアでは、口座振替に対応しておらず、支払方法はクレジットカードしか対応していない格安SIMキャリアがあります。

クレジットカードをお持ちでない方、口座振替で支払いたい方は、クレジットカード以外の支払方法ができるキャリアを選ぶようにしましょう。

格安SIMへ乗り換える前に確認すること

乗り換える格安SIMキャリアが決まったら、乗り換えるために現在のキャリアで確認する項目があります。

現在のキャリアで確認すること

・分割金の残債分はないか
・SIMロック解除が必要か(今の端末をそのまま使用する場合のみ)
・MNP予約番号の取得

分割金の残債分はないか

現在のキャリアで、端末代金を分割で購入した場合、分割支払金の残債分が残っていないかを確認する必要があります。

分割支払金の残債分が残っていても、乗り換えすることは可能ですが、解約することで割引がなくなってしまう場合や、端末を返却しなければならない契約になっている可能性もあるため、事前に確認しましょう。

SIMロック解除が必要か(今の端末をそのまま使用する場合のみ)

格安SIMへ乗り換えた後も、今利用している端末をそのまま利用する場合は、SIMロック解除が必要な場合があります。

SIMロックとは、購入したキャリアの回線しか利用できないようにしている制限のことで、乗り換え等で他のキャリアを利用する場合は、SIMロック解除が必要となります。

2021年10月以降に発売された端末は、SIMフリー端末となり、SIMロック解除は不要です。

自分が利用している端末がSIMロック解除が必要かどうか確認する場合は、
各キャリアによってSIMロック解除方法などが異なるため、乗り換え前に確認しておきましょう。
2021年10月以降に発売された端末は、SIMフリー端末となり、SIMロック解除は不要です。

SIMロック解除が必要かどうか確認する方法

iPhone
・「設定」→「一般」→「情報」の「SIMロック」
・「SIMロックなし」と表示されていればSIMロック解除不要

Android
・「設定」→「デバイス情報」→「SIMカードステータス」
・「許可されています」と表示されていればSIMロック解除不要

MNP予約番号の取得

携帯電話番号を格安SIMキャリアでも同じ番号で利用する場合、現在のキャリアで「MNP予約番号」を取得する必要があります。

「MNP予約番号」は、当日含めて15日以内の期限があるため、期限内に他社へ乗り換えの手続きをする必要があります。
期限内に乗り換えできなかった場合でも、勝手に解約にならずに、現在のキャリアでそのまま継続して利用することができます。

以前は、MNP転出手数料3,300円が発生していましたが、2021年4月1日から全てにキャリアで、MNP転出手数料が無料となりました。解約金なども廃止となったため、乗り換えしやすくなっています。

「MNP予約番号」の取得は、店頭やWEB、コールセンターで取得することが可能です。

また、「MNPワンストップ」に対応しているキャリア同士へ乗り換えなら、「MNP予約番号」の取得は不要で乗り換えることが可能です。

参考MNPワンストップとは?移行先キャリアだけで乗り換え完結!対応キャリアや注意事項について解説!

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au・ドコモ・ソフトバンクを利用している方はお得に切り替えできる

au・ドコモ・ソフトバンクを利用している場合は、各キャリアのサブブランドや子会社のブランドへ乗り換えると、新規事務手数料が無料で切り替えすることができます。

例えば、auならサブブランドのUQモバイルへ乗り換えると、新規事務手数料3,850円が無料となります。
通信回線が同じなので電波環境も変わらずに使用でき、auで利用していたオプションなど引継ぎできるものもあるため、おトクに格安SIMを始められます。

まとめ

格安SIMキャリアについて解説しました。

どの格安SIMキャリアを利用すればいいのか、悩むかもしれませんが、格安SIMキャリアへ乗り換えることで、月々の料金が安く利用できる可能性が高いです。

特に、あまりデータ容量を必要としていない方や、月々の料金を安くしたい方は、格安SIMへ乗り換えることをおすすめします。

大手サブブランドは店頭サポートを受けたい方や操作に不安が残る方向け

MVNOの格安SIMキャリアは何かあったときに自分で解決できる方向け

どの格安SIMキャリアを選べばいいかわからない方は、大手キャリアのサブブランドUQモバイル、ワイモバイルがおすすめです。

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