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国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』に登場するおじいちゃんこと「さくら友蔵」は、常に「さくらももこ(まる子)」の味方であり、優しくおっとりした理想のおじいちゃんとして描かれています。
しかし、インターネット上では「実際のさくら友蔵の本性はかなりやばい」「アニメの姿は完全な嘘」という噂が絶えません。
この記事では、作者であるさくらももこ先生が残したエッセイなどの情報をもとに、現実世界の友蔵(本名:さくら敏雄さん)の本当の姿や強烈な実話エピソード、実際の年齢や死亡時期について解説します。
ちびまる子ちゃんの友蔵の本性がやばい?
アニメでのんびりとユーモア溢れる友蔵ですが、現実世界のモデルとなった本物のおじいちゃんの本性は、アニメで描かれている友蔵とは完全に真逆の非常にやばい人物でした。
作者のさくらももこ先生のデビューエッセイ『もものかんづめ』(集英社文庫/1991年刊行)での中の一編「メルヘン翁(おきな)」にハッキリと書き残されています。
作者のさくらももこ先生は実の祖父を以下のように表現しています。
「ずるくて、いじわるで、怠け者で、およそ人間として最低の性格の持ち主」
『もものかんづめ』より引用
アニメの中のおじいちゃん・さくら友蔵は、さくらももこ(まる子)が困っているとすぐに助けてくれたり、一緒にお菓子を食べたり、心の中で面白い俳句を読んだりする、ユーモア溢れる優しい老人です。

しかし、現実世界にいた本物のおじいちゃん(本名:さくら敏雄さん)の本性は、家族全員から心底嫌われるほど偏屈で厄介な人物だったのです。
友蔵の具体的なやばい本性として、さくらももこ先生のエッセイ『もものかんづめ』では以下のような特徴が挙げられています。
- 家族が困ったり嫌がったりする姿を見て、ニヤニヤと楽しむ陰湿さを持っていた
- 都合が悪くなると、すぐに「老人でボケて何も分からないフリ」をして責任を逃れていた
- 孫であるさくらももこ先生や、お姉さんの「さきこ」に対して、愛情を注ぐことは一切なく、お小遣いも一銭もくれなかった
このように、アニメののんびりした雰囲気からは想像もつかないほど、自己中心的でいじわるな性格こそが、現実のさくら友蔵の本当の本性だったのです。
ちびまる子ちゃん|友蔵のリアルな実話
エッセイ『もものかんづめ』に記録されている、「友蔵」のモデルである現実世界にいた本物のおじいちゃん「さくら敏雄さん」の衝撃的なリアルな実話エピソードをご紹介します。

アニメでは絶対に放送できないような、家の中でのトラブルメーカーぶりが伺える実話で、家族を最も激怒させていたのが、「食べ物に対する異常な執着と盗み食い」の実話です。
さくら家では、おじいちゃんによる食べ物のトラブルが日常茶飯事でした。
- お盆のお供え物を盗んで食べる実話
あるお盆の時期、仏壇に親戚から頂いた高級で上等なお菓子を飾っていて、家族みんなで後で分け合って食べようと楽しみにしていたところ、おじいちゃんが夜中にこっそり仏壇からお菓子を盗み、一人で全部食べてしまいました。家族が見つけて問い詰めると、おじいちゃんは知らんぷりを決め込み、ボケたフリをして乗り切ろうとしたため、家族は呆れ果てました。
- 家族のおかずを横取りする実話
食卓に並んだ料理の中で自分が好きなものがあると、他の家族の分まで手を伸ばして平気で食べてしまうことがありました。孫であるさくらももこ先生たちの成長を願って分け与えるような優しさは微塵もなく、常に自分の食欲を最優先にする老人でした。
- お風呂覗き疑惑の実話
若かりし頃のさくらももこ先生や、お姉さん、お母さんがお風呂に入っているとき、おじいちゃんがお風呂場の外から中を覗こうとしていた形跡が見つかりました。さくら家では「あのおじいちゃんなら本当にやりかねない」と満場一致でリアルに怯えられ、おじいちゃんに対する不信感は決定的なものとなりました。
アニメでは、まる子のために全財産(年金)を使って高級な寿司を奢ろうとする名シーン(「まる子、寿司屋に行く」の巻など)がありますが、現実のおじいちゃん(さくら敏雄さん)は、孫のためにお金を使うどころか、家族の共有財産や食べ物を奪っていく存在だったのです。
ちびまる子ちゃん|友蔵の死亡時期・理由は?
さくらももこ先生の現実のおじいちゃん・友蔵こと「さくら敏雄さん」の死亡時期は、1981年(昭和56年)から1982年(昭和57年)頃です。
さくらももこ先生がエッセイの中で「おじいちゃんが死んだのは、私が高校2年生の時である」と記載していることから逆算できます(さくら先生は1965年5月生まれ)。
また、友蔵こと「さくら敏雄さん」の死亡理由は「老衰(ろうすい)」です。
友蔵こと「さくら敏雄さん」の死亡理由の老衰について、さくらももこ先生はエッセイ本の中で「ある日、祖父は老衰だか何だかよくわからないが、とにかく死んだ」と明かしています。
この文章からも分かる通り、病気で長く入院して家族が看病したというわけではなく、ある日突然、年齢による寿命が尽きてヨボヨボになって亡くなったというのが、本当の死亡時期と理由の詳細です。
友蔵が死亡した時のさくら家の実話
さくらももこ先生の現実のおじいちゃん・友蔵こと「さくら敏雄さん」が死亡した際、一般的な家庭であれば悲しみに暮れるお葬式が行われますが、家族の誰一人として、おじいちゃんの死を悲しんで涙を流さなかったそうです。
さくら家にとっては「長年家族を苦しめてきたいじわるな老人がいなくなり、ようやく訪れた静かな解放感の日」で、誰一人として涙を流さなかった葬儀の様子が、エッセイに生々しく描かれています。
さくらももこ先生が書き残した、現実のおじいちゃん・友蔵こと「さくら敏雄さん」のお葬式当日の驚くべき実話は以下の通りです。
- おじいちゃんの死に顔で大爆笑した実話
亡くなったおじいちゃんの顔を見たところ、口がだらしなくポカンと開いており、非常にマヌケで面白い表情をしていたため、姉・さきこさんは、悲しむどころか部屋の隅に猛ダッシュして大爆笑した。その姿を見たさくらももこ先生にも笑いが伝染してしまい、お葬式の最中に必死で笑いをこらえることになった。 - 親戚一同が安堵したお葬式の実話
お葬式に集まった親戚たちも、おじいちゃんの普段のやばい本性をよく知っていたため、誰も涙を流さなかった。親戚一同が小声で「あのじいさんが死んで、これでようやく残された家族が楽になるね」と言い合い、お互いを慰め合うという、奇妙なお葬式になった。
この実話からも、現実のおじいちゃんがどれほど家族から愛されていなかったか、そしてその死がどれほど待ち望まれていたかが生々しく伝わってきます。
アニメ『ちびまる子ちゃん』のさくら友蔵が死にそうになって、まる子が泣き叫ぶような感動シーンは、現実の歴史には存在しない完全な創作だったのです。
ちびまる子ちゃん|友蔵の年齢は?
アニメや漫画の『ちびまる子ちゃん』の作中において、さくら友蔵の公式な年齢設定は「76歳」となっています。
物語の舞台は、主に1974年(昭和49年)の静岡県清水市(現在の静岡市清水区)となっており、まる子が小学3年生の時の1年間を何度も繰り返すループものの世界観です。
昭和49年当時の「76歳」という年齢は、現代の76歳よりもずっと腰が曲がっていて、おじいちゃんらしいおじいちゃんという印象を与える年齢だったため、アニメ『ちびまる子ちゃん』ではその年齢ならではの物忘れの多さや、のんびりした動きがコミカルに描かれています。
実際の友蔵は何歳で死んだ?
アニメ『ちびまる子ちゃん』の友蔵の実在モデル、現実世界でさくらももこ先生の祖父・さくら敏雄さんが亡くなった時、実際の年齢は何歳だったのでしょうか。
公式な記録に正確な享年(亡くなった時の年齢)は明記されていませんが、これまでの情報から計算すると、祖父・さくら敏雄さんの実際の年齢は70代後半から80代前半くらいだったと推測されます。
蔵の実在モデル、さくらももこ先生の祖父・さくら敏雄さんが死亡した時期は、さくらももこ先生が高校2年生の時(1981年〜1982年頃)で、アニメでの公式設定で計算すると死亡した年齢は84歳となります。
【考察】なぜアニメでは優しい友蔵にした?
さくらももこ先生の現実のおじいちゃん・友蔵こと「さくら敏雄さん」の本性がやばい人物だったにもかかわらず、なぜアニメの「さくら友蔵」はあんなに優しいおじいちゃんとして描かれているのでしょうか。
その理由は、さくらももこ先生が「せめて自分の漫画の中だけでも、理想の優しいおじいちゃんを生み出して、子供の頃の寂しい思い出を癒やしたかったから」です。
さくらももこ先生にとって、子供時代におじいちゃんから優しくされた思い出は一つもありませんでした。
友達が自分のおじいちゃんと仲良くしている姿を見て、ずっと「優しくて自分の味方をしてくれるおじいちゃんが欲しい」と強く願っていたのかもしれません。
だからこそ、漫画『ちびまる子ちゃん』を執筆するにあたり、「せめて自分の作品の中だけでも、理想の優しいおじいちゃんを生み出して、自分の子供の頃の寂しい思い出を成仏させよう」と考えたのだと考察できます。
そのため、漫画『ちびまる子ちゃん』を執筆するにあたり、現実の嫌な思い出をリセットするために以下の工夫を行いました。
- 実在のおじいちゃんの本名である「敏雄」という名前を使わず、「友蔵」という架空の優しい響きの名前をつけた
- 実在のおじいちゃんの「つるつるのハゲ頭」という外見の記号だけを借りて、中身を100%優しいおじいちゃんに作り替えた
- まる子を世界で一番甘やかしてくれる、最大の理解者というキャラクター設定にした
つまり、アニメのさくら友蔵は、さくらももこ先生の切ない願望が生み出した「ファンタジー」であり、現実の辛い思い出を乗り越えるための魂の救済キャラクターだったと言えます。
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まとめ
ここまで、アニメ『ちびまる子ちゃん』の優しき祖父、さくら友蔵の驚くべき本性とリアルな実話、そして気になる年齢や死亡時期について詳しく解説してきました。
アニメ『ちびまる子ちゃん』しか知らない人からすると、実在していたおじいちゃんの本当の本性や、お葬式で家族が爆笑したという実話は、怖くてショッキングに感じられたかもしれません。
しかし、そのドロドロした現実の悲しみを、世界中を笑顔にする温かい笑いへと昇華させたさくらももこ先生の表現力と言葉のセンスこそが、名作『ちびまる子ちゃん』が今でも多くの人に愛され続けている最大の理由なのかもしれませんね。

