※本ページはプロモーションが含まれています。
武蔵野東学園が卒業生らを相手取って、7億円超えの損害賠償請求訴訟を提起したことで話題になりました。
武蔵野東学園の理事長は、ハズキルーペの会長・松村謙三氏で、理事に就任してから学園内で様々な問題が発生していました。
この記事では、武蔵野東学園にハズキルーペ会長がなぜ理事長になったのか、そして1カ月前倒しでの就任に至った背景や、その後の現場の変化まで、時系列でわかりやすく解説します。

武蔵野東学園にハズキルーペ会長がなぜ理事長に?
武蔵野東学園にハズキルーペ会長である松村謙三氏が理事長として就任した理由には、学園の経営改革と教育現場の活性化への期待がありました。
- 2022年5月28日:ハズキルーペ会長・松村謙三氏が副理事長に就任
- 2024年2月21日:ハズキルーペ会長・松村謙三氏が理事長に就任
武蔵野東学園とハズキルーペ会長の関係は?
武蔵野東学園は、自閉症児と健常児が共に学ぶ「混合教育」で全国的に知られてきた歴史ある学校法人です。
しかし、近年は経営や組織運営、財務面での課題が指摘されていました。
松村謙三氏は、Hazuki Company(ハズキルーペ)の会長として企業経営で実績を積み、経営再建や組織改革の経験が豊富です。
武蔵野東学園は、ハズキルーペ会長・松村謙三氏の経営ノウハウや新しい視点を取り入れることで、学園の財務基盤強化や教育の質向上を目指したいと考え、2022年5月28日に松村謙三氏を副理事長として迎え入れました。
具体的には、ハズキルーペ会長・松村謙三氏が副理事長に就任した2022年5月以降、学園内では「経営者としての実績を活かし、教育現場にも新しい風を吹き込んでほしい」という期待が高まりました。
また、松村謙三氏自身も「混合教育」の理念や武蔵野東学園の歴史に共感し、教育現場への貢献を強く希望していました。
このように、武蔵野東学園とハズキルーペ会長・松村謙三氏は、「経営改革」と「教育理念の継承・発展」という共通の目的で結びついたのです。
一方で、松村謙三の就任に対しては、保護者や教職員の間で「企業経営者が教育現場を理解できるのか」「学校を私物化されるのではないか」といった不安や反発も生まれました。
こうした声が強まる中で、実際に学園運営や教育現場で大きな変化や混乱が起こることとなります。
-
参考ハズキルーペ松村謙三の娘は松村佳奈で武蔵野東学園の評議員?家族構成についても!
続きを見る
武蔵野東学園にハズキルーペ会長が1カ月前倒しで理事長就任した
武蔵野東学園にハズキルーペ会長・松村謙三氏が1カ月前倒しで理事長に就任しています。
本来、理事長交代は2024年3月に予定されていましたが、2024年2月21日に急きょ前倒しで就任が発表されました。
前倒しで就任したのは学園内の混乱?
武蔵野東学園にハズキルーペ会長・松村謙三氏が1カ月前倒しで理事長に就任した背景には、学園内の深刻な混乱がありました。
この前倒しの理由として、学園内では以下のような混乱が起きていました。
- 校則見直し会議でのトラブル
2024年1月の校則見直し会議で、松村謙三氏(当時副理事長)が生徒の発言を遮り、強い口調で反論する場面がありました。これにより、生徒や保護者から「子どもの意見が尊重されていない」「教育現場にふさわしくない態度」と批判が噴出しました。 - 謝罪文強要問題
校則見直し会議で意見した生徒や保護者に対して、松村謙三氏(当時副理事長)が謝罪文の提出を求め、「謝罪できなければ退学もやむなし」と伝えたことが明らかになりました。この対応がメディアで報じられ、社会的な問題となりました。
このようなトラブルで、保護者・教職員の不信感:松村謙三氏(当時副理事長)の高圧的な言動や、現場への説明不足、突然の方針転換などが教職員や保護者の間で不安と反発を呼びました。
「学校を私物化されるのでは」「現場の声が無視されている」といった声が広がりました。
こうした混乱の中で、当時副理事長だった松村謙三氏は予定より1カ月早く理事長に就任することになりました。
背景には、学園の運営体制を早急に立て直す必要があったこと、そして自身への批判やトラブルへの説明責任を果たす前に、新体制を確立したいという意図があったと考えられます。
この前倒し就任により、学園内外の混乱はさらに拡大し、保護者や教職員の間で不安や不信感が一層強まりました。
武蔵野東学園にハズキルーペ会長が理事になって起きたこと
武蔵野東学園にハズキルーペ会長・松村謙三氏が理事になって様々なトラブルが起こっています。
教員大量退職や7億円訴訟
武蔵野東学園にハズキルーペ会長・松村謙三氏が副理事長に就任してから、学園内では前例のない規模のトラブルが相次ぎました。
特に目立つのが、教員の大量退職と7億円を超える損害賠償訴訟の発生です。
まず、教員大量退職について説明します。
2025年3月時点で、武蔵野東小学校では全教員63人のうち30人以上が年度末で離職する見込みとなり、これは半数近い教員が一度に学校を去る異常事態です。
高等専修学校でも、校長を含む29人中8人が退職予定で、中学校でも例年以上の退職者が出る見通しです。
退職理由の多くは「松村謙三理事長のもとでは自分たちの思うような教育ができなくなった」「現場の声が無視される」「高圧的な運営方針に耐えられない」といったものです。
教員不足のため、幼稚園教諭が小学校担任を兼務するなど、現場は混乱し、保護者からも「子どもの安全や教育の質が心配」と不安の声が上がっています。
次に、7億円訴訟について解説します。
2025年4月、武蔵野東学園は卒業生や保護者、記者ら8名を相手取り、総額7億2572万円の損害賠償請求訴訟を提起しました。
この訴訟の発端は、2024年に生徒が松村謙三理事長を「強要の疑い」で刑事告訴した事件で、武蔵野東学園は「名誉毀損や業務妨害があった」として巨額請求に踏み切りました。
武蔵野東学園は訴訟の内容や被告8名の実名を公式ホームページや保護者向け連絡アプリで公表し、「教育機関として異例」「プライバシーや名誉の観点から問題」と批判が殺到しています。
文部科学省も国会で「教育上適切な対応を」と要請するなど、社会的にも大きな波紋を呼んでいます。
このように、武蔵野東学園にハズキルーペ会長・松村謙三氏が理事長になったことで、教員大量退職や7億円訴訟など、かつてない規模の混乱が生じました。
-
参考武蔵野東学園何があった?時系列まとめ!卒業生に7億円訴訟や教員大量退職の背景は?
続きを見る
まとめ
武蔵野東学園にハズキルーペ会長・松村謙三氏が理事長に就任した背景には、学園の経営改革や教育現場の活性化への期待がありました。
しかし、実際にはハズキルーペ会長・松村謙三氏が理事長に就任後、学園内外で深刻な混乱が相次ぎました。
武蔵野東学園にハズキルーペ会長がなぜ理事長に?という問いには、「経営改革への期待」と「現場との大きなギャップ」が複雑に絡み合っていたといえるでしょう。
今後、武蔵野東学園がどのように信頼を回復し、子どもたちの学びの場を守っていくのか、引き続き注目が集まります。