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朝ドラ「あんぱん」土佐弁の方言リスト!意味や使い方を解説!「たまるかー」など印象的なセリフは?

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朝ドラ「あんぱん」では、登場人物たちが繰り広げる土佐弁のセリフが話題を呼んでいます。

「たまるかー!」「たっすいがーのスッポンじゃ!」など、力強くて温かみのある方言が、物語の世界観やキャラクターの魅力をより一層引き立てています。

この記事では、ドラマで印象的に使われている土佐弁の意味や使い方を、名シーンのセリフとともに分かりやすく解説します。


朝ドラ「あんぱん」土佐弁とは高知県の方言

朝ドラ「あんぱん」は、高知県の方言である土佐弁が物語の大きな魅力となっています。

土佐弁は、高知県で話される独特の言葉で、語尾に「〜ぜよ」「〜やき」「〜ちゅう」などが付くのが特徴です。

hachico
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この方言は、坂本龍馬さんをはじめとする歴史上の人物も使っていたことで有名ですよね。



朝ドラ「あんぱん」では、主人公の朝田のぶさんや家族、友人たちが日常会話の中で自然に土佐弁を使い、視聴者に高知の温かさや力強さを伝えています。



土佐弁は、豪快でストレートな感情表現が多く、登場人物の思いがそのまま伝わるのも特徴で、語感の柔らかさや親しみやすさもあり、見る人の心に残る方言となっています。

朝ドラ「あんぱん」での土佐弁は、視聴者から「温かい」「元気が出る」といった声が多く、作品の世界観をより深く楽しめるポイントのひとつです。

TBSドラマ「JIN-仁-」坂本龍馬も土佐弁を使っていた

TBSドラマ「JIN-仁-」でも、坂本龍馬さんが土佐弁を使っていたことは有名です。

C内野聖陽さんは、土佐弁をマスターするために10時間以上も録音を聞き続け、現地のイントネーションや言葉のリズムを体に染み込ませたと語っています。

hachico
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ドラマ「JIN-仁-」の坂本龍馬さんの「戻るぜよ。あの世界に。」というセリフが印象的でしたね。



坂本龍馬役の内野聖陽さんは、「土佐弁は耳慣れない言葉で最初は苦労したが、気持ちを乗せて話すことで自然に使えるようになった」とインタビューで話していました。

特に「〜ぜよ」や「〜やき」といった語尾は、坂本龍馬さんのセリフの中でも印象的に使われ、視聴者の心に残っています。

朝ドラ「あんぱん」土佐弁の方言リスト!

朝ドラ「あんぱん」では、さまざまな土佐弁が登場人物たちのセリフに自然に組み込まれており、ドラマの大きな魅力となっています。

朝ドラ「あんぱん」で使われる土佐弁のセリフが「どういう意味なの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、朝ドラ「あんぱん」でよく使われる土佐弁の方言リストと意味を紹介します。


以下、現時点で判明している主な土佐弁とその意味をまとめます。

土佐弁意味・ニュアンス使われ方・補足
こじゃんとたくさん、どっさり、たっぷり「こじゃんと絵を描け」
たっすいが弱々しい、頼りない、張り合いがない、気が抜けている「たっすいがは、いかん!」
たまるかー絶対に許せない、我慢できない、うそでしょ強い否定や驚きを表す感嘆詞
どういてどうして理由を尋ねるときに使う
もんたかえ/もんた帰ったか/帰った「もんたかえ」と出迎える
ほいたらねそれじゃあね別れ際の挨拶
ぜよ~だよ(断定する語尾)「舐めたらいかんぜよ~」
いごっそう頑固者、気骨のある男性「いごっそうになれ」
あんたなかあなたなのか、あなたのこと、あなたか「あんたなか、そんなこと言うがは!」
ハチキン男勝りで芯の強い女性を表す言葉「あの子はハチキンやき」
しゃんしゃんさっさと、早くしろ「しゃんしゃんしいや!」
いね帰れ「もう遅いき、いね!」
おまんあなた、あんた、お前「おまん、今日も元気かえ?」

このように、朝ドラ「あんぱん」では多彩な土佐弁が使われており、登場人物の個性や高知の雰囲気をよりリアルに感じることができます。土佐弁のストレートな表現や温かみのある言葉が、物語に深みを与えています。

朝ドラ「あんぱん」土佐弁で印象に残るセリフ集

朝ドラ「あんぱん」では、土佐弁が登場人物たちの感情をストレートに伝える重要な役割を果たしています。

ここでは、特に印象に残る土佐弁のセリフと、その意味や使われたシーンについて解説します。

「あんぱん」土佐弁:「たまるかー」

朝ドラ「あんぱん」で土佐弁「たまるかー」が使われた印象的なシーンのひとつは、第13話のパン食い競争の場面です。



主人公・朝田のぶさん(今田美桜さん)は、女性であることを理由にせっかく1等になったのに失格を言い渡されてしまいます。

しかし、のぶさんは悔しさを抱えながらも「たまるかー!」と叫び、自分の気持ちをまっすぐに表現しました。

このシーンは、「おなごだから」「おなごは」といった時代の固定観念に立ち向かうのぶさんの強さや、夢や自分らしさを貫く姿が印象的に描かれています。


「たまるかー」は、「絶対に許せない」「我慢できない」「うそでしょ!」など、強い否定や驚きを表現する感嘆詞として使われています。

  • 「たまるかー! わーい わーい」
    朝田結太郎さんが大阪土産を渡したとき、朝田のぶさんが誰よりも大きな声で「たまるかー! わーい わーい」と叫び、妹たちもそれに続きました。ここでは、嬉しさや驚きを素直に表現しています。
  • 「たまるかー!こじゃんとおいしい!」
    のぶさんと蘭子さん、メイコさんの三姉妹がパンを頬張ったとき、のぶさんが「たまるかー!こじゃんとおいしい!」と大声で叫びました。初めて食べる美味しさに感動した気持ちが土佐弁で表現されています。
  • 「ラジオたまるかー!」
    パン食い競争で本当の一等賞になったのぶさんが、柳井千尋さんから「ラジオを受け取ってください」と言われたとき、「ラジオたまるかー!」と叫んでいます。ここでは、驚きと喜びが混じった感情が込められています。

このように、「たまるかー」は朝田のぶさんが嬉しいときや驚いたとき、感動したときなど、さまざまな場面で感情を爆発させるセリフとして使われています。土佐弁ならではの勢いと温かさが、ドラマの魅力を引き立てています。

「あんぱん」土佐弁:「たっすいがー!」

朝ドラ「あんぱん」で土佐弁「たっすいがー!」が使われた印象的なシーンは、第17話で主人公・朝田のぶさんが柳井嵩さんに向かって放った場面です。



嵩さんと千尋さんが取っ組み合いのけんかをしていた際、のぶさんは駆け付けて嵩さんをビンタし、「あんたなんか……たっすいがーのスッポンじゃ!」と怒りをあらわにしました。

この「たっすいがー」は土佐弁で「弱々しい」「頼りない」という意味があり、のぶさんの叱咤激励と愛情が込められた強い言葉です。

視聴者からは「意味は分からなくても怒りは伝わる」「のぶさんの気持ちがあふれている」といった声が多く寄せられ、土佐弁ならではのストレートな表現が大きな反響を呼びました。

また、他にも嵩さんが弱気な態度を見せたとき、のぶさんが「たっすいがぁは、いかん!」と励ます場面もあり、「たっすいがー」はドラマの中で何度も登場し、登場人物たちの成長や絆を象徴するキーワードとなっています。

  • 「たっすいがーの嵩のくせに」
    朝田のぶさんが柳井嵩さんの頼りなさや優柔不断さに対して、「たっすいがーの嵩のくせに」と土佐弁で叱咤する場面が登場します。のぶさんが嵩さんの行動や態度に苛立ちやもどかしさを感じていることが伝わります。


「たっすいがー」は、土佐弁ならではのストレートな表現が特徴で、登場人物たちの本音や思いがダイレクトに伝わってきます。

「あんぱん」土佐弁:「いごっそう」

朝ドラ「あんぱん」で土佐弁「いごっそう」が使われた印象的なシーンは、第33話で朝田寛さんが千尋さんに向かって「もっと逆らえ!いごっそうになれ!」と励ます場面です。

晩酌の席で寛さんが千尋さんに「おまんは我慢しすぎる。もっとわがままに生きりゃあえいがじゃ」「そんな簡単に分かるな!千尋、もっと逆らえ!いごっそう(頑固、大胆不敵)になれ!」と助言しています。

このセリフは、酔っぱらった寛さんが千尋さんの優しさや遠慮がちな性格を心配し、「頑固で一本気な人物になれ」「自分の信念を貫け」と背中を押す気持ちを込めて発せられました。

「いごっそう」は土佐弁で「頑固で一途な人物」「気骨のある男性」という意味があり、この場面では千尋さんが自分の意見や信念をもっと強く持ってほしいという寛さんの願いが表れています。

「いごっそう」は、土佐の男性らしい不屈の精神や、困難にも立ち向かう姿勢を表す言葉で、朝ドラ「あんぱん」では、家族や仲間の成長や絆を描く上で欠かせないキーワードとなっています。

まとめ

朝ドラ「あんぱん」では、高知県の方言である土佐弁が物語の大きな魅力となっています。

土佐弁は、語尾の特徴やストレートな感情表現、温かみのある言葉が多く、登場人物たちの個性や高知の風土をリアルに伝えています。

朝ドラ「あんぱん」の印象的なセリフや使い方を知ることで、視聴者も「あんぱん」の舞台・高知の魅力や、言葉に込められた思いを一層楽しめるはずです

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