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「アンパンマン」の作者、やなせたかし氏と妻・小松暢さんとの間には、年の差、出会い、そして深い夫婦愛に満ちた物語がありました。
二人は、戦後の混乱期に出会い、共に困難を乗り越えながら、強い絆で結ばれていきました。
この記事では、小松暢さんとの年の差、二人の出会いから結婚に至るまでの馴れ初め、そして余命宣告を受けながらも6年間共に生きた夫婦の絆について詳しく解説します。

やなせたかし妻・小松暢との年の差は?
やなせたかし氏と妻・小松暢さんの年の差は1歳です。

やなせたかし氏は1919年(大正8年)2月6日生まれ、小松暢さんは1918年(大正7年)生まれで、どちらも大正時代に生まれました。
1歳というわずかな年齢差ですが、当時「年上の女房は金のわらじを履いてでも探せ」と言われるほど、年上の妻を持つことが良いとされていました。
やなせたかし氏と妻・小松暢さんは戦前・戦中・戦後という激動の時代を生き抜いた世代であり、20代前半には日中戦争や太平洋戦争を経験しています。
やなせたかし氏は陸軍に従軍し、中国で敗戦を知りました。
一方、小松暢さんは高知新聞社で働き、初の女性記者として社会進出する女性として活躍しました。
やなせたかし妻・小松暢との出会いや馴れ初め
やなせたかし氏と小松暢さんの出会いは、高知新聞社がきっかけでした。
やなせたかし氏は戦後、高知新聞社に勤め、その職場で妻・小松暢さんと運命的な出会いを果たします。
高知新聞社での初めての出会い
やなせたかし氏と小松暢さんが出会ったのは1946年、高知新聞社でのことです。
やなせたかし氏が27歳で入社した際、小松暢さんは同じ編集部に所属していました。
小松暢さんは『月刊高知』の編集者として働いており、戦後初めて採用された女性記者2人のうちの1人でした。
小松暢さんは色白で美しい見た目ながらも、学生時代には短距離ランナーとして活躍し、「イダテンおのぶ」と呼ばれるほど体育会系で活発な性格でした。
このギャップに惹かれたやなせたかし氏は、小松暢さんに一目ぼれしたと語っています。
二人が同じ職場で出会ったことが、その後の人生を大きく変えるきっかけとなりました。
続きを見る参考やなせたかし妻・小松暢は戦後初の女性記者!高知新聞社で出会い夫を支え朝ドラ「あんぱん」モデル!
小松暢の勇ましさに惹かれたやなせたかし
小松暢さんは、行動力と前向きな姿勢が魅力的でした。
高知新聞社を退職後、「代議士の秘書になる」という理由で上京するなど、自身のキャリアを積極的に切り開いていく女性でした。
このような勇ましい姿勢が、やなせたかし氏をさらに惹きつけたようです。
その1年後に小松暢さんを追うような形でやなせたかし氏も上京し、1947年に二人は結婚しています。
やなせたかし氏も漫画家になる夢を持ちながら不安を抱えていましたが、小松暢さんが「なんとかなるわ。収入がなくても私が働いて食べさせるから」と励まし続けたことで、一歩踏み出す勇気を得ました。
この支えこそが、二人の絆を深める大きな要因となったと言えます。
小松暢の乳がん診断と余命宣告
小松暢は晩年、乳がんと診断されました。
その際、医師から「余命3ヶ月」と宣告されます。
しかし、やなせたかしと過ごした日々は奇跡のように続き、余命3ヶ月と言われた後も6年間生き、1993年11月75歳で亡くなっています。
余命3ヶ月から6年:夫婦の闘病生活
小松暢さんは1993年に乳がんで亡くなるまで、長い闘病生活を送りました。
当初、医師から余命3ヶ月と宣告されましたが、その後6年間も生き続けました。
この奇跡的とも言える延命期間には、夫婦愛と支え合う姿勢が大きく関係していたと言われています。
闘病中、小松暢さんは自身の病気と向き合いながらも、やなせたかし氏を励まし続けました。
一方、やなせたかし氏も妻を献身的に看病し、二人はお互いに寄り添いながら夫婦で過ごす時間を何よりも大切にしていたそうです。
小松暢が支えたやなせたかしの創作活動
小松暢さんは、やなせたかし氏の創作活動において欠かせない存在でした。
やなせたかし氏が困難に直面したときも、常に支えとなり励まし続けました。
アンパンマン誕生を支えた妻の存在
「アンパンマン」が世に出た1969年当時、やなせたかし氏は50歳という遅咲きの漫画家でした。
その間ずっと影で支え続けていたのが小松暢さんです。
小松暢さんは「なんとかなるわ」と言い続け、経済的にも精神的にもやなせたかし氏を支援しました。
また、小松暢さん自身も編集者として働いていた経験から、創作活動への理解が深かったと考えられます。
アンパンマン誕生に至るまで、多くの困難を乗り越える中で、小松暢さんの存在が欠かせないものであったことは間違いありません。
続きを見る参考やなせたかし遺産どうなった?400億円と著作権はどこへ?アンパンマン印税の行方は?
まとめ|やなせたかし妻・小松暢との夫婦愛
やなせたかし氏と妻・小松暢さんとの夫婦愛は、多くの困難を乗り越えながら深められていきました。
1歳というわずかな年齢差ながら、大正時代から昭和・平成へと激動する日本社会で共に歩んだ二人。
その絆は、創作活動への支援や闘病生活でも揺るぎないものだったと言えます。
「アンパンマン」の誕生には、小松暢さんという献身的な妻の存在が不可欠でした。
その愛情深い夫婦関係は、現代でも多くの人々に感動を与える物語として語り継がれています。