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楽天のSPU(スーパーポイントプログラム)の内容を2023年12月1日(金)より変更することを発表されましたね。
楽天は改悪続きで、今回の楽天SPU変更について「楽天改悪」とちょっとした話題となりました。
なぜ楽天が改悪と言われているのか、12月から何が変わるのかをまとめ、今後のできる対策について解説します。
楽天SPUとは?
楽天SPU(スーパーポイントプログラム)とは、楽天グループ内のサービスを複数利用すると、楽天市場でのお買い物で付与されるポイントの付与率をアップさせるためのサービスです。
例えばダイヤモンド会員の方が、楽天モバイルを契約すると通常ポイント1倍に加えて、+3倍となり合計4倍のポイント付与率となるというわけです。
楽天グループのサービスを複数利用することで、楽天市場でのお買い物が通常より効率よくポイントが貯められる魅力的なサービスです。
今回のSPUの変更点では、一見すると最大16.5倍と変更前よりも倍率が上がっていて改悪にみえないかもしれませんが、ポイント獲得上限が大きく変わります。
楽天改悪といわれる4つの変更点
2023年12月から楽天SPU変更に伴って、楽天改悪といわれる4つの変更点をまとめ解説します。
>>楽天4つの改悪点
1.楽天SPUポイント獲得上限が激減
2.楽天市場のお買い物は月5万円までがベスト
3.毎月5と0のつく日ポイント5倍→4倍
4.楽天プレミアムカード特典メリットなし
今回の楽天SPUの改悪は、楽天経済圏をうまく使いこなしていたヘビーユーザーに大きな影響を与えることになります。
楽天市場のお買い物が毎月5万円以下のユーザーにとってはあまり影響のない事かもしれません。
また、楽天モバイルユーザーのポイント倍率が引き上げられているため、楽天モバイルユーザーかつ毎月5万円以下のユーザーにとっては改悪ではない内容となるため、楽天モバイルを契約される方も増やしていきたいという意図が考えられます。
1.楽天SPUポイント獲得上限が激減
楽天SPUの倍率を上げるために様々な楽天サービスを利用する必要がありますが、今回の改悪とされている点のひとつであるポイント獲得上限の減額です。
楽天モバイルは今まで獲得上限ポイントが7,000ポイントに対して2,000ポイントまで減額されています。
ちなみに、7,000ポイント獲得するには約23万程お買い物する必要があり、2,000ポイントまで減額された場合は5万円までのお買い物までがポイント上限となります。
2023年12月1日以降の楽天モバイルは、ランクに関係なく倍率が+4倍となっているため通常の1倍と合わせて5倍になります。
ポイント倍率が上がっているので、おトクになったようにも見えますが、獲得上限ポイントが減額されているためヘビーユーザーにとっては改悪となります。
2.楽天市場のお買い物は月5万円までがベスト
楽天SPUの様々なサービスの獲得上限ポイントが激減されたことで、楽天市場でのお買い物には注意が必要です。
獲得上限ポイントが変更されたサービスを一部抜粋し、ポイント付与される上限金額を計算しました。
変更後倍率 | 獲得上限ポイント | 上限金額 | |
楽天モバイル | +4倍 | 2,000ポイント | 5万円 |
楽天カード特典分 | 変更なし | 1,000ポイント | 10万円 |
楽天プレミアムカード特典分 | - | - | 廃止 |
楽天ひかり | +2倍 | 1,000ポイント | 5万円 |
楽天銀行 | +0.5倍 | 1,000ポイント | 20万円 |
楽天証券 | 変更なし | 2,000ポイント | 40万円 |
楽天ウォレット | 変更なし | 1,000ポイント | 20万円 |
楽天トラベル | 変更なし | 1,000ポイント | 10万円 |
楽天ブックス | 変更なし | 500ポイント | 10万円 |
楽天Kobo | 変更なし | 500ポイント | 10万円 |
Rakuten pasha | 変更なし | 1,000ポイント | 20万円 |
Rakuten Fashionアプリ | 変更なし | 1,000ポイント | 20万円 |
ポイント倍率が1番高い楽天モバイルの獲得上限ポイント2,000ポイントは、楽天市場で5万円のお買い物をすると上限ポイントに達してしまうため、楽天市場でのお買い物は月5万円までにとどめておけば取りこぼしなくポイントが貯まります。
3.毎月5と0のつく日ポイント5倍→4倍
毎月5と0のつく日にポイント5倍になるキャンペーンが実施されていますが、こちらの特典内容も5倍→4倍へと変更されます。
さらにポイント獲得上限ポイントが3,000ポイントから1,000ポイントへと減額となります。
15万円までのお買い物が獲得上限ポイントだったものが、10万円のお買い物で獲得上限ポイント1,000ポイントに到達してしまいます。
4.楽天プレミアムカード特典廃止
楽天プレミアムカードの特典として優遇されていた、倍率+2倍で獲得上限ポイント15,000ポイントが廃止となりました。
これにより通常の楽天カードと同じ倍率となるため、楽天プレミアムカードを持つメリットがほぼないに等しい状態になっています。
また、楽天プレミアムカードは、「プライオリティ・パス」という国内・国外の空港でラウンジが無料で利用できるサービスを提供していす。今までは上限なく使い放題だったものが2025年以降は年間5回までと制限付きとなってしまいます。
楽天プレミアムカードを持つメリットが大幅に変更されたため、楽天は年会費の返金を受け付けを開始されました。
返金受け付け開始するほど、メリットといえる特典が無くなったということでしょう。
年会費有料カードの一部サービス変更のご案内|楽天カード (rakuten-card.co.jp)
対策|楽天SPU改悪に対する出来る3つの対策
楽天SPUの内容が変更されたことによって、楽天経済圏として利用しているヘビーユーザーの方にとっては今後の利用内容をどうしようかと検討される方も多いはずです。
そこで今回の楽天SPUの変更に対して、できる対策をご紹介します。
対策①今まで通り楽天を利用する|楽天モバイルを契約する
今回の楽天SPUの変更は、楽天モバイルを契約している方にとって優遇された内容になっています。
楽天モバイルを契約されていない方は、楽天モバイルを契約することで倍率が上がるため、楽天モバイルを契約することで今までよりもおトクにポイントを貯めることができます。
楽天サービスを複数利用していれば、他社よりもおトクにポイントが貯まることには変わりないので、今まで通り楽天サービスを利用する選択もいいと思います。
楽天市場でのお買い物は毎月5万円までに収めれば、取りこぼしなくポイントを貯めることができます。
楽天モバイルは1,078円から利用することができ、20GB以上利用した場合でも3,278円でデータ無制限で利用できます。
電波環境についても基地局の増設や改善に加えて、繋がりやすくなるプラチナバンドの割り当てが決定したため、電波環境への不安も徐々に改善傾向にあります。
楽天モバイルへ乗り換える場合、MNP転出手数料も各社無料となり、新規契約事務手数料は無料で解約時の解約手数料も発生しません。
事務手数料等の費用が無料なため、楽天モバイルに乗り換えて満足できなければ再び他社へ乗り換えできるので、試しに楽天モバイルを利用してみるのもおすすめです。
対策②他社のサービスを利用する
楽天経済圏 | PayPay経済圏 | au経済圏 | |
ポイント | 楽天ポイント | PayPayポイント | Pontaポイント |
ECサイト | 楽天市場 | Yahoo!ショッピング | auPAYマーケット |
クレジットカード | 楽天カード 利用金額毎に100円(税抜)につき1% | PayPayカード 利用金額毎に200円(税込)につき1% | auPAYカード 利用金額毎に100円(税込)につき1% |
スマホ決済 | 楽天ペイ 1~1.5% | PayPay 0.5~1% | auPAY 0.5~1% |
主なサービス | 楽天モバイル 楽天ひかり 楽天証券 楽天銀行 | ソフトバンク ワイモバイル ソフトバンク光 PayPay証券 PayPay銀行 | au UQmobile・povo auひかり auカブコム証券 auじぶん銀行 |
楽天以外にもPayPay経済圏やau経済圏の利用を検討することもおすすめです。
例えば、ワイモバイルユーザーでPayPayカードをお持ちなら、Yahoo!ショッピングでお買い物するといつでも7%還元されるなどのおトクがあります。
もちろん楽天のお買い物マラソンなどのキャンペーン同様に、還元率がアップするキャンペーン時に利用すればさらに還元率はアップします。
既に利用しているサービスの中から自身の利用内容を考え、どの経済圏を利用すればおトクになるのかを改めて検討するのもおすすめです。
対策③還元率の高いクレジットカードを利用する
還元率の高いクレジットカードを利用の検討もおすすめです。
普段のお買い物や公共料金や通信料金の支払いなどは、年会費無料で還元率12%のリクルートカードがおすすめです。
楽天カードは、2023年11月請求分からポイント付与に関する条件が一部変更されました。
今までは、毎月のカード利用金額を合算した合計金額に対してポイント付与されていましたが、カード利用金額毎にポイント付与されることに変更されました。
100円(税抜)につき1%のポイントが付与され100円(税抜)未満の端数は切り捨てとなるため、決済毎の付与になると今までよりも付与されるポイント数が減ってしまうことになります。楽天カードは還元率1%といわれていますが、実質的には1%未満となる場合があります。
リクルートカードは、毎月のカード利用金額を合算した合計金額に対してポイントが付与され、楽天カードよりも還元率が高いです。
楽天カードと併用して利用するも良し、楽天カードからリクルートカードに切り替えることも検討してみていかがでしょうか。
まとめ
2023年12月1日(金)より楽天SPUが変更となり、楽天改悪だと言われている件について解説しました。
楽天経済圏を主に利用していたヘビーユーザーの方にとっては、今後の利用内容を検討しなくてはいけないかもしれないですね。
楽天市場でのお買い物が毎月5万円以下の方は、大きな影響はないため引き続き楽天を利用していても問題ありません。
今回の楽天SPUの変更に関しては、ポイントの獲得上限の減額と楽天プレミアムカード特典分が廃止されたことが大きなポイントですね。
楽天モバイルの基地局整備などの負担が大きく赤字続きの楽天モバイルですが、ポイント倍率を上げれば効率良く多くのポイントを獲得することができていました。今まで多くのポイントを還元してきたため少し抑えていきたいと考えられているようにも思います。
また、SPU倍率が楽天モバイル利用者を優遇しているところをみると、楽天モバイルの契約者を増やしたいという意図も感じられますね。
楽天モバイルは月額料金も安く、通信環境も安定してきたので安く利用したいという方にとっておすすめできるキャリアです。
月額料金も1,078円(税込)から利用することができ、専用アプリを利用すれば国内通話も無料で利用できます。
楽天モバイルを契約していない方は、楽天モバイルを契約することで倍率が+4倍となるため、今までよりも獲得ポイントが増える可能性があります。まだ、楽天モバイルを契約していない方は、この機会に一度検討してみてはいかがでしょうか。