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武蔵野東学園何があった?時系列まとめ!卒業生に7億円訴訟や教員大量退職の背景は?

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武蔵野東学園では卒業生ら8名に対し総額7億円超の損害賠償請求を提起したと報じられました。

その背景には、理事長への刑事告訴や謝罪文強要問題、そして教員の大量退職といった数々の異変がありました。

「健常児と自閉症児が共に学ぶ」独自の教育で長年評価されてきた武蔵野東学園が、なぜこれほどの混乱に直面しているでしょうか。

武蔵野東学園で何があったのか、時系列で出来事を整理しわかりやすく解説します。


武蔵野東学園何があった?7億円訴訟の全容

東京都武蔵野市にある武蔵野東学園では、2025年4月15日に前例のない損害賠償訴訟が起こりました。

理事長が卒業生の生徒らを相手取って訴訟を起こし、実名の公表までしたことで大きな話題になっています。

武蔵野東学園7億円訴訟で実名公表と社会的波紋

東京都武蔵野市にある学校法人武蔵野東学園(理事長:松村謙三)は、卒業生や保護者、さらに週刊誌記者など8名に対し、総額7億2572万円という非常に大きな金額の損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表しています。

この訴訟は、理事長を刑事告訴した卒業生らが対象となっており、今後さらに請求額が増える可能性も示唆されています。


特に注目されたのは、武蔵野東学園が公式ウェブサイトや保護者向け連絡アプリで、訴訟の被告となった8名の実名を公表した点です。

これにより、社会的な波紋が広がりました。

武蔵野東学園が訴訟相手の実名を公表したことについては、「名誉毀損ではないか」「報道への圧力では」といった批判の声が上がっています。


保護者や地域社会からは、「子どもたちの安全や教育の質が守られるのか不安」「学校運営の透明性が損なわれている」といった意見も出ており、学校法人に対する信頼が大きく揺らいでいます。

参考ハズキルーペ松村謙三の娘は松村佳奈で武蔵野東学園の評議員?家族構成についても!

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武蔵野東学園7億円訴訟のきっかけと経緯

武蔵野東学園の7億円訴訟のきっかけと経緯について、何があったのか時系列で解説します。

年月出来事・トピック
2024年1月高等専修学校の校則見直し会議で生徒が松村謙三副理事長に異議→謝罪文を要求
2024年2月松村謙三副理事長が理事長に就任
2024年6月生徒が松村謙三理事長を強要容疑で刑事告訴
2025年1月学園側が生徒を退学処分
2025年2〜3月裁判所の勧告で和解成立→退学処分撤回・生徒は復学し卒業
2025年3月松村謙三理事長が不起訴処分
2024年1月~2025年3月小学校・高等専修学校・中学校で教員の大量退職が発生
2025年4月15日学園が卒業生・保護者・記者ら8名に7億2572万円の損害賠償請求訴訟を提起

2024年1月10日|校則見直し会議で理事長が生徒へ声を荒げる

武蔵野東学園の訴訟問題の発端は、2024年1月に遡ります。

2024年1月10日に武蔵野東学園高等専修学校で校則見直し会議が開かれ、当時2年生だった女子生徒Aが松村謙三理事長の方針に対して意見を述べたところ、生徒の発言を遮るなど、声を荒げるなどしていました。

のちに、生徒に対して「謝罪文の提出」を求めるきっかけとなった会議です。

>>買い食いを禁止する校則について議論

・お金を払わずに物を取ってしまったという事例があったという背景について松村謙三副理事長「親が(後から)払えばいい」と発言

・女子生徒「健常児の子が買い食いをしていると、それを見ていた自閉症児の子が、お金の仕組みを理解していないので、真似して(商品を)持って行ってしまうおそれがあるので、校則は残すべき」と発言

・女子生徒「私たちにとって必要な校則もある。」と発言

・松村謙三副理事長「いやぁ、一般的な話はいいじゃん。で、君が残したい校則は何?君は、買い食い禁止はそのまま残したいってわけね」と生徒の発言を遮っていた

・女子生徒A「彼女の意見をまず聞くべきでは」と発言するも、生徒の発言を遮っていたため「まず、口をつぐむべきだと思います」と発言

・松村謙三副理事長「いや、聞いてるじゃん」「時間が限られてるんだよ!無限にあるわけじゃないんだよ」と声を荒げる

・松村謙三副理事長「『こどもの教育法』(正しくは、こども基本法)っていう法律ができたんだよ!合理性のない校則は全部廃止しろと。で、あなたは、自分で勝手に合理性があると思ってるようだけど、僕は合理性がないと思ってる。で、まずは自由にして、やりたくなきゃ、やらなきゃいいじゃん」

・他の生徒から「ネイルを許可してほしい」などと言われたことを契機に、更に他の生徒の意見を受けると、その生徒に対し「それは、アナタの勝手な考えだから」などと叫ぶ

・女子生徒Aが泣いていると「あの、泣いてる女の子もね、俺は恥をかかされた。君のお陰で。それを考えたことあるか?ここまで無償でやってる私に対して攻撃して、どんだけ嫌な思いして恥かいてるか、君、わかってるか。私のこと考えたことあるのか!どんな気持ちで話してるか」と発言

引用元:武蔵野東学園を守る会|note

>>先生が退職した件について質問

・男子生徒B「A先生と先生が退職になったのが副理事長が関係しているのか」などと松村謙三理事長に質問

・松村謙三副理事長「高専がもともと経営上赤字であり、A先生がいる限り赤字である。その為、寺田理事長がA先生をやめさせたがっている。その役を俺がやったから、俺が悪者にさせられた」と発言

・松村謙三理事長はB先生のことについて「A先生の子分で、職員室に行ったら寝てたのでその姿をカメラに撮り、ついでに辞めさせた」と発言


この会議では、武蔵野東学園で何の役職にも付いていない、松村謙三氏の妻と娘も同席させていたそうです。

2024年1月11日|学校側が生徒に謝罪文を要求

校則見直し会議後の2024年1月11日に女子生徒Aの保護者を呼び出し、謝罪文を書いてお詫びするよう要求し、それができなければ退学となる旨を伝えられたそうです。

「松村副理事長が大変傷ついておられる」

「副理事長に謝罪をしたいということであれば、謝罪文を書いて直接お詫びをするということが、唯一残された道。それができないのであれば、今後は続けてはいけない」


女子生徒Aは退学という言葉に追い詰められ、後日、松村氏に向けた謝罪文を作成し学校側に提出しています。

また、松村副理事長の意に沿わない発言をしたとして、男子生徒Bと保護者にも謝罪を要求しています。


松村謙三氏や学校側の謝罪文要求が生徒や保護者の間で「過度な圧力ではないか」と受け止められ、学園内外で議論を呼びました。

生徒側は「自由な意見表明が封じられる」と感じ、保護者の間でも「子どもたちの自主性を大切にしてほしい」との声が広がりました。

松村謙三副理事長は2024年2月21日開催の理事会で、武蔵野東学園の理事長に就任しています。

2024年1月27日|週刊文春電子版によって報じられた

武蔵野東学園「謝罪文強要事件」を中心に、学校内で起きていた深刻なトラブルを詳しく伝える内容でした

記事では、武蔵野東高等専修学校で開かれた校則見直し会議の様子が詳述され、生徒に精神的な負担を与えたとされています。

その後、学校側は松村謙三副理事長の指示で、生徒とその保護者に「謝罪文の提出」を求め、「謝罪できないなら退学もやむなし」と伝えた経緯も報じられました。

記事では、こうした学校側の対応が「子どもの意見表明や教育を受ける権利を侵害している」と指摘されています。

この報道は、武蔵野東学園の運営体制や教育現場のあり方に全国的な注目を集めるきっかけとなりました。


2024年2月3日に東小学校の保護者研修会で石橋校長は、週刊文春の記事に書かれた事実には、正しい部分と誤っている部分があるなどと説明するのみで、全体としていかなる事実関係であったのかについては、保護者全体に対して説明することをしませんでした。

2024年6月|生徒が理事長を刑事告訴

2024年6月、武蔵野東学園高等専修学校の生徒は、松村謙三理事長を「強要の疑い」で刑事告訴しました。

生徒側は「理事長からの謝罪文要求が精神的な圧力となった」と主張し、警察に相談した結果、正式に告訴へと踏み切りました。

この刑事告訴は、学校法人武蔵野東学園の運営に対する社会的な注目を一気に集めることとなりました。

保護者や地域住民からは、「教育現場で刑事告訴が起きるのは異常事態」「子どもたちの安心できる学びの場が脅かされている」といった声が相次ぎました。

2025年1月~3月|退学処分から和解

2025年1月、武蔵野東学園は理事長を刑事告訴した女子生徒に対して退学処分を言い渡しました。

この生徒は2024年1月の校則見直し会議で松村謙三理事長(当時副理事長)に反論し、その後、謝罪文の提出を求められたことを不服として刑事告訴に踏み切っていました。

退学処分を受けた生徒は、すでに大学合格が決まっていたため、進学の機会を失う恐れがありました。

生徒側は「処分は不当」として、学校側に退学処分の取り消しを強く求め、生徒側は地位保全の仮処分を東京地裁立川支部に申し立てました。


最終的に、東京地方裁判所立川支部の勧告により、2025年2月~3月にかけて協議が進められ、武蔵野東学園と生徒側は和解に至りました。

和解の内容としては、退学処分を撤回し、生徒が復学した上で無事に卒業できるようにするというもので、無事に3月の卒業を迎えることができました。

2025年3月|理事長は不起訴

2025年3月、松村謙三理事長に対する刑事告訴について、検察は「容疑不十分」として不起訴処分としました。

この決定により、松村謙三理事長は法的責任を問われないこととなりましたが、武蔵野東学園内部や保護者の間では「本当に問題がなかったのか」「教育現場の信頼回復はどうなるのか」といった疑問や不安が残りました。

2025年4月15日|7億2572万円の損害賠償訴訟を提起

2025年4月15日、学校法人武蔵野東学園(理事長:松村謙三)は東京地方裁判所に対し、卒業生・保護者・記者ら8名を相手取り総額7億2572万円の損害賠償請求訴訟を提起しました。

この訴訟は、2024年に発生した「理事長への刑事告訴事件」を発端としています。

この訴訟の概要は武蔵野東学園公式ウェブサイトや保護者向け連絡アプリでも公開され、被告8名の実名も記載されました。

  • 実名が公表された方
    • 大槻優さん(高等専修学校卒業生)
    • 大槻ゆきえさん(大槻優さんの保護者)
    • 週刊文春記者の斎藤史朗さん
    • 「武蔵野東学園を守る会」のメンバー
      都野信三さん、島田賢治さん、三好康之さん、仁井谷尚之さん、城洋之さん、その他在校生保護者

総額7億2572万円の損害賠償の請求額には「松村謙三理事長個人の損害賠償額3300万円」も含まれています。

武蔵野東学園の理事長交代で教員大量退職

武蔵野東学園では、2024年2月21日松村謙三理事長が就任して以降教員の大量退職が相次ぐという異常事態が続いています。

参考武蔵野東学園にハズキルーペ会長がなぜ理事長に?1カ月前倒しで理事長就任した理由は?

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2024年度末、武蔵野東小学校では全教員63人中30人以上が離職予定となり、半数近い教員が年度内で学校を去る見込みと報じられました。

高等専修学校でも、校長を含む29人中8名が退職予定です。中学校でも例年以上の人数が辞める見通しとなっています。

退職者の多くは「自主退職」ですが、一部リストラも含まれています。


2024年1月10日に校則に校則見直し会議で、生徒が先生が退職した件について質問した際、松村謙三理事長(当時副理事長)は以下のように発言しています。

「高専がもともと経営上赤字であり、A先生がいる限り赤字である。その為、寺田理事長がA先生をやめさせたがっている。その役を俺がやったから、俺が悪者にさせられた」

「A先生の子分で、職員室に行ったら寝てたのでその姿をカメラに撮り、B先生をついでに辞めさせた」


武蔵野東学園の教員退職の主な理由

武蔵野東学園で教員の大量退職の最大の理由は、松村謙三理事長の就任後、自分たちの思うような教育ができなくなったことです。

理事長の高圧的な言動や、現場への説明不足、突然の方針転換などが教員の間で不満を呼びました。

「生徒の安全を守るため」として教室や廊下に大量の防犯カメラが設置され、保護者からも「子どもの着替えも録画されているのでは」と苦情が相次ぎ、最終的にカメラ運用は中止となるなど、現場の混乱も背景にあります。

武蔵野東学園では教員不足のため、幼稚園教諭が小学校担任を兼務するなど、暫定的な体制で新年度を迎えざるを得ない状況となっています。

武蔵野東学園は長年「健常児と自閉症児が共に学ぶ混合教育」で全国的に知られてきましたが、理事長交代後の混乱で、その教育理念や実践が揺らいでいる状況です。

まとめ

武蔵野東学園では、松村謙三理事長の就任以降、教育現場で前例のない混乱が続いています。

2024年1月の謝罪文要求から始まり、生徒による刑事告訴、退学処分と和解、理事長の不起訴、そして2025年4月の7億円超の損害賠償訴訟と、問題が次々と表面化しています。

さらに、教員の大量退職や現場の混乱、保護者や地域社会の不安も深刻です。

武蔵野東学園の今後の対応や、教育現場の信頼回復に向けた取り組みが注目されています。

保護者や地域社会が安心して子どもを預けられる学校となるために、誠実な説明と対話が強く求められています。

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