※本ページはプロモーションが含まれています。
映画「リメンバー・ミー」に登場する、主人公ミゲルのひいおばあちゃん「ママ・ココ」は、なぜみんなから「ママココ」と呼ばれているのでしょうか。
それは、メキシコの文化に関わっていることなのです。
この記事では、リメンバーミーのママココの呼び名や、ママココの実在するモデルについて解説します。

リメンバーミーのママココとは?名前の意味を解説
リメンバーミーに登場するママココは、主人公ミゲルの曾祖母で物語の重要な人物です。

ママココの本名はソコロ・リヴェラといい、「ソコロ」には「救済」という意味があります。
この名前は、ママココが物語の中で果たす役割を象徴しているようですが、なぜ「ママココ」と呼ばれているのでしょうか?
リメンバーミーでは、ママココは99歳で認知症が進行しています。
ミゲルをときどき夫の名前で呼んだり、自分の娘のことがわからなくなったりすることもあります。
しかし、音楽を聴くと昔の記憶が蘇り、生き生きとした表情を見せるのです。
リメンバーミーのママココの「ママ」はどういう意味?
「ママ」という呼び方は一般的にお母さんを指す言葉ですが、リメンバーミーの中では少し違った使われ方をしています。
ママココは曾祖母なのに、なぜ「ママ」と呼ばれているのでしょうか?
実は、メキシコでは、家族の年長者を敬う文化が根付いており、「ママ」という言葉は「お母さん」だけでなく「おばあちゃん」に対しても使われることがあります。
これは、家族だけでなく、地域社会の中でも使われる呼び方なのです。
ママココの場合、家族全員から愛情を込めて「ママ」と呼ばれているわけですね。
この「ママ」という呼び方には、以下のような意味が込められています。
- 敬意:年長者への尊敬の気持ち
- 親しみ:家族の一員としての愛情
- 伝統:メキシコの文化的な習慣
また、「ココ」はママココの愛称です。
メキシコでは、親しい間柄で愛情を込めて短いニックネームをつけることが一般的です。
たとえば「フランシスコ」が「パコ」と呼ばれるように、ココという名前も親しみを込めた呼び名なのです。
続きを見る参考リメンバーミー2度目の死とは?魂が消滅?忘れられる恐怖や死者の国の掟を解説
メキシコの家族呼称|ママ呼びはメキシコ文化
メキシコの家族呼称には、独特の文化があります。
特に「ママ」という呼び方は、日本とは少し違った使われ方をしていて、メキシコでは年配の女性を親しみを込めて「ママ」と呼ぶことがよくあるのです。
リメンバーミーの中でも、この文化が反映されていますね。
ママココは曾祖母ですが、家族全員から「ママ」と呼ばれています。
- 年配の女性:必ずしも実の母親でなくてもよい
- 家族の中心的存在:家族をまとめる役割を担っている
- 愛情の象徴:家族全員から慕われている
リメンバーミーのママココも、まさにこの定義に当てはまりますね。
ママココは家族の歴史を知る重要な存在で、みんなから愛されています。
この「ママ」呼びの文化は、メキシコの家族観や社会構造を反映し、年長者を敬い家族の絆を大切にする価値観が、言葉の使い方にも表れているのです。
リメンバーミーのママココのモデルはいる?
リメンバーミーのママココには、実は実在のモデルがいたのです。
製作陣は映画を作る過程でメキシコ南部の集落を訪れ、ある人物からインスピレーションを得ました。
ママココのモデルとなったのは、マリア・デ・ラ・サルーという名前の女性でした。

マリアおばあちゃんは、映画が公開された2017年当時、なんと105歳だったのです。
この人物の存在が、ママココのキャラクター作りに大きな影響を与えたのです。
マリアおばあちゃんは、映画公開後も元気に過ごしており、2022年10月に109歳で亡くなるまで世界中のファンが訪れる人気の的となっていたのです。
マリアおばあちゃん自身は、映画のキャラクターと自分が同一人物だとは考えていなかったようです。
「私の名前はマリア・デ・ラ・サルーです」と、はっきり言っていたそうです。
しかし、孫のレティシア・ペレスさんは「おばあちゃんこそが本当のママ・ココなんです」と語っており、マリアおばあちゃんの人柄や生き方が、ママココのキャラクターに深く反映されていたことがうかがえます。
まとめ
「リメンバーミー」に登場するママココは、メキシコの家族観や文化を深く反映したキャラクターです。
「ママ」という呼び方は、おばあちゃんに対する敬愛の気持ちを表し、「ココ」という名前には親しみと愛情が込められています。
さらに、実在のマリアおばあちゃんがモデルと噂されることで、物語のリアリティが増しています。