2024年6月から、au・UQモバイルは、解約の際にかかる解約金・契約解除料を新たに設定しました。
2022年3月に解約にかかる契約解除料は廃止されましたが、再び契約解除料を設定することとなりました。
全ての回線に対して、契約解除料が発生するわけではなく、ある条件を満たした回線の対して、契約解除料が請求されることになります。
そこで、au・UQモバイルの解約にかかる契約解除料について解説します。
au・UQモバイル解約金・契約解除料はいくら?
au・UQモバイルは、2024年6月1日以降の新規契約を対象とした、解約金=契約解除料を新設しました。
契約解除料 | |
通常利用の場合 | 0円 |
通常利用を目的としていない場合 | 990円 |
2022年3月に解約時にかかる契約解除料を廃止とし、契約期間にかかわらず解約の際の契約解除料は発生していませんでしたが、再び解約金=契約解除料が新設され、条件を満たした場合は990円の契約解除料を請求することとなりました。
しかし、全ての契約に対して契約解除料が発生するわけではなく、条件を満たした回線のみ、契約解除料が発生します。
金額は少額ですが、短期間で他社へ乗り換えたり、転売目的などの契約を阻止するための策だと考えられますね。
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au・UQモバイル解約金・契約解除料が発生する条件とは?
au・UQモバイルが新たに新設した解約金・契約解除料については、「通常利用を目的としていない場合」に契約解除料が990円が発生するとされています。
以下、契約解除料が発生する条件となり、 ①②どちらも満たしている回線が対象となります。
①au・UQモバイルの契約から1年以内に解約した場合
②通常利用を目的としていないと判断した場合
通常利用を目的としていないとは、「利用実態がない場合」または「解約から過去1年間に同一名義のほかの回線で、契約から1年以内の解約をしていた場合」とされています。
つまり、まったく利用していない回線を1年以内に解約した場合や、過去1年以内に他の回線で1年以内の解約をしたことがある場合に契約解除料が発生するというわけです。
契約解除料は通常は解約月の翌月に請求されますが、解約の翌々月以降の請求となる場合があります。
まとめ
通常利用を目的としていない回線についての契約解除料の請求は、楽天モバイルでも2024年2月でも開始され1,000円の契約解除料の請求がされることになりました。
ドコモやソフトバンクでは、現時点で契約解除料の設定はしていません。
解約や乗り換え時にかかる契約解除料やMNP転出手数料は廃止となり、他社へ乗り換えがしやすくなりました。
しかし、乗り換え時のキャンペーンなどの特典を目的とした契約や解約を繰り返す方が多いため、このような対策を行ったのでしょう。
しかし、契約解除料が少額であるため、大した効果はないという気もしますよね。
これは、総務省が解約の際に請求できる契約解除料の上限を1,000円までとすると定められているため、上限ギリギリの金額で設定するしかないためでう。
顧客を増やすためにキャンペーンや特典を付けるといったことをすることは仕方のないことかもしれませんが、過激な特典は控えて、契約している方がおトクに長く利用できるような策を作ってくれればと思います、