Googleのファミリーリンクは、子供のスマホを管理でき、安全にスマホを利用させるためのツールです。
子供が自分でスマホを管理できる年齢になったタイミングなどで、ファミリーリンクの設定解除をするときもきますよね。
しかし、ファミリーリンクの設定解除をするには、お子様の年齢が13歳以上なのか13歳未満なのかによって対応方法が異なります。
そこで今回は、それぞれの年齢別のファミリーリンクの解除方法について解説します。
ファミリーリンクの解除は13歳以上から
Googleのファミリーリンクの解除ができるのは、お子様の年齢が13歳以上であることが条件です。
Googleがファミリーリンクの設定を推奨している年齢は、13歳未満です。
そのため、13歳以上のお子様は、保護者のアカウントで管理しなくても、Googleアカウントをお子様自身で管理することができるようになります。
お子様自身でGoogleアカウントを管理できるといっても、あくまでもGoogleが推奨している年齢なので、13歳以上であっても、ファミリーリンクでお子様のスマホを継続して管理することができます。
ファミリーリンクを解除するかどうかは、各家庭のルールや保護者の判断で決めてくださいね。
ファミリーリンクの設定解除方法
ファミリーリンクの解除は、管理機能を停止するだけなので、お子様のGoogleアカウントは継続利用が可能です。
Googleが、ファミリーリンクの設定を推奨している年齢を13歳未満としているため、13歳未満のお子様の場合は、「アカウントの管理機能」という項目が表示されないため、管理機能の停止を行うことができません。
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ファミリーリンクは13歳未満の解除はできない?
13歳未満のお子様の場合、ファミリーリンクを解除をすることができません。
Googleがファミリーリンクの設定を推奨している年齢は、13歳未満であることから、保護者はファミリーリンクを使用してお子様のGoogleアカウントを管理することが必須となります。
13歳未満のお子様用のGoogleアカウントを作成する場合にも、保護者のGoogleアカウントでログインし同意する必要があります。
13歳以上であれば、Googleアカウントを自分で管理することができるため、Googleアカウントを継続したままファミリーリンクを解除することができます。
しかし、13歳未満の場合は、保護者の管理のもとでGoogleアカウントを作成しているため、13歳までは保護者の管理が必須条件となります。
そのため、13歳未満のお子様のファミリーリンクを解除する場合、お子様のGoogleアカウントそのものを削除するしか方法がありません。
Googleアカウントを削除するということは、Googleアカウントも再度同じものは利用できなくなり、Googleアカウントに紐づいているGoogle フォトのデータや、ゲームのデータなども削除されてしまいます。
Googleアカウントを削除したくないという場合は、13歳になるまでファミリーリンクの解除はできないので、制限を緩めて利用させるなどの対応も検討してみてはいかがでしょうか。
スマホは便利なアイテムですが、使い方次第で危険な目にあってしまうこともあります。
安全に利用させるためにも、13歳以上でもファミリーリンクの設定は継続して少しずつ制限を緩めていくことがおすすめです。
Googleアカウント削除方法
13歳未満のお子様でファミリーリンクを解除する場合は、Googleアカウントの削除を行います。
Googleアカウントの削除(退会)を行う場合は、二通りのやり方があり、子供の端末に保存されているデータを削除せずに行う方法と、保存データも削除してしまう方法があります。
子供の端末に保存されているデータを削除する場合は、保護者の端末でファミリーリンクから作業することができます。
しかし、保存されているデータを残したい場合は、まず、子供の端末からGoogleアカウントのログアウトをしてから、Googleアカウントの削除(退会)を行います。
子供のスマホを制限するファミリーリンクは必要?
子供にスマホを持たせる場合、ファミリーリンクの設定は必要です。
格安スマホが主流となったことで、子供にスマホを持たせる家庭が増えていますが、制限やフィルタリングも無しで持たせている家庭も多くみられます。
スマホを利用する年齢や利用内容にもよりますが、小学生のうちから制限なくスマホを利用している子供が増え、危険な目にあってしまったり、様々な問題やトラブルに巻き込まれたりしています。
スマホは安全に利用できれば便利なツールですが、使い方や知識が不十分な子供が自由に利用してしまうことで、危険なツールとなるため、ファミリーリンクやフィルタリング設定はすべき設定です。
大人でも判断に迷ったり、詐欺広告などに引っかかってしまうこともありますよね。知識があっても危険な目に合うこともあるんです。
危険な目に合う以外にも、動画やゲームなどに夢中になってしまい、勉強が疎かになってしまったり、スマホ依存症になってしまう怖さもあるため、ファミリーリンクは子供にスマホを持たせる際に必要な設定です。
子供がiPhoneを利用している場合は、「スクリーンタイム」と「ファミリー共有」でスマホに制限をかけることができます。
参考子供のiPhoneで設定必須の5つの制限|「スクリーンタイム」と「ファミリー共有」とは?子供のスマホ制限方法!
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ではここで、実際に、私が会社員時代に遭遇した事案をご紹介します。
事案①スマホの料金で30万円の請求がきた
利用状況
・中学生の子供に初めてのスマホを持たせた(以前から母親のスマホを借りてゲームや動画を利用していた)
・スマホを持たせた当初はフィルタリング設定や機能制限で保護者が管理
・使いたいゲームが出来ないという理由から、フィルタリング設定や機能制限を解除
子供にスマホを持たせて、しばらく経った頃、携帯電話料金に合わせて10万円の請求とクレジットカードの請求で20万円の請求が届き、
内訳を確認すると、ゲーム内の課金で合計30万円請求されていました。
ゲームに夢中になり、ゲームのアイテムを購入するために、携帯電話会社のキャリア決済で課金していたそうです。
今までも数千円程度の課金はあったので、そのたびに母親が注意していました。
しかし、歯止めが利かなくなり、キャリア決済の上限額まで課金し、さらに母親のクレジットカードで課金していたようです。
過去に、母親のクレジットカードでアイテムを購入したことがあり、そのクレジットカード情報が記憶されたままだったことから、クレジットカードでの課金も可能になってしまっていたのです。
中学生の子供が実際にゲームで課金できる状況にしてしまったことが原因であり、ゲーム会社からの返金もできないとのことで、課金した料金30万円は払うしかないという結果でした。
フィルタリング設定や機能制限を解除してしまったことが事の始まりですね。
また、キャリア決済の上限設定やクレジットカード情報を記憶されたままにしていたことも管理不十分でした。
事案②知らない人と連絡していた
利用状況
・LINE利用が便利という理由で小学生の子供にスマホを持たせた
・LINE以外利用しないため機能制限なしで利用
・スマホを持っている友達とLINEでやりとりするようになる
周りにはスマホを持っている子も多く、LINEで連絡を取り合ったり、段々とスマホを触る時間が増えていたのです。
制限をした方がいいのかと思い、どんな風にスマホを利用しているのか子供のスマホを確認してみると、知らない男性とLINEでやりとりしていたのでした。
他愛もない会話から、会う約束を取り付けた内容が残っており、子供に話を聞いてみると、LINEで勝手に友達登録されてメッセージが来たからやりとりしていたそうです。
すぐにブロックし、友達の自動追加などの機能を全てオフにし、後回しにしていたフィルタリング設定や機能制限を追加したそうです。
携帯電話番号は、過去に利用していた方の番号を割り当てられることがあり、電話番号を知っている方が、LINEの自動追加機能で勝手に追加されてしまうことがあります。
そのため、今回のように知らない間に友達になって、メッセージが送られてくるということがおこってしまいました。
今回は、母親が気付いたことで危険を防ぐことができましたが、そのままにしていたらどうなっていたか怖くなる内容でした。
LINEは便利なツールですが、電話番号を知っていることや友達自動追加をオンにしていることで知らない人と繋がってしまいます。
機能制限以外にもアプリの設定もきちんと確認してから利用させた方がいいですね。
まとめ
Googleのファミリーリンクの解除について解説しました。
13歳以上であれば、ファミリーリンクの解除することができ、子供自身でGoogleアカウントの管理をすることができます。
しかし、ファミリーリンクは、子供が安全にスマホを利用するための設定であり、13歳以上であってもファミリーリンクは設定した方がいいと個人的には思います。
子供がスマホを持ち始める年れは、低年齢化してきているため、小学生でもスマホを持つ時代になっています。
スマホは連絡ツール以外にも、学習にも利用できるため、安全に利用できれば持たせたいと思う家庭も多いでしょう。
子供が安全にスマホを利用するために、保護者の管理下の元で利用させてあげることをおすすめします。